デジタル大辞泉 「学ぶ」の意味・読み・例文・類語
まな・ぶ【学ぶ】

1 勉強する。学問をする。「大学で心理学を―・ぶ」「同じ学校で―・んだ仲間」
2 教えを受けたり見習ったりして、知識や技芸を身につける。習得する。「よく―・びよく遊べ」
3 経験することによって知る。「苦労して人間のすばらしさを―・んだ」
4 まねをする。
「五月に雨の声を―・ぶらむもあはれなり」〈枕・四〇〉
[可能]まなべる


「僧多かれど、―・ぶる所少し」〈三宝絵・下〉
[類語]

( 1 )マナブと同源であるが、その前後は不明。マナブが平安初期には上二段、中期以後四段に活用したので、マネブも古くは上二段に活用したか。したがって、[ 一 ]における連用形の例などは、[ 二 ]の可能性もある。
( 2 )マナブは漢文訓読文、マネブは和文にそれぞれ多く用いられており、マネブの使用例の多くは口まねする、あるできごとをその通りに模倣するの意で、教えを受ける・学問するといった意味あいはマナブにくらべるとずっと少ない。そのため模倣を意味するマネルが広く用いられるようになると、マネブは口頭語から退いてマナブの雅語のように意識されるに至る。
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