デジタル大辞泉 「知る」の意味・読み・例文・類語
し・る【知る】
1 物事の存在・発生などを確かにそうだと認める。認識する。「おのれの非を―・る」「ニュースで事件を―・った」
2 気づく。感じとる。「昨夜の地震は―・らなかった」「―・らずに通り過ぎる」
3 物事の状態・内容・価値などを理解する。把握する。さとる。「物のよしあしを―・っている」「世界の人口はどのくらいか―・っていますか」
4 忘れずに覚えている。記憶する。また、物事に通じている。「昔を―・っている人」「内部の事情をよく―・っている者の犯行らしい」
5 経験する。体験して身につける。「酒の味を―・る」「世の中の苦労を―・らない」
6 学んで、また、慣れて覚える。「フランス語なら、少し―・っている」
7 付き合いがある。知り合いである。面識がある。「―・っている人に会う」「―・った顔ばかり」
8 (多く、打消しや反語を伴って用いる)そのことにかかわって責任を持つ。関知する。「私の―・ったことではない」
9 (「領る」「治る」とも書く)
㋐領有する。所有する。
「春日の里に―・るよしして」〈伊勢・一〉
㋑支配する。治める。
「汝が御子やつひに―・らむと雁は
10 世話をする。
「また―・る人もなくて漂はむことのあはれに
[可能]しれる
[動ラ下二]「し(知)れる」の文語形。
[下接句]過ちを
[類語]理解・分かる・把握・解釈・分かり・のみ込み・承知・知識・認識・学ぶ・判断・解する・取る・受け取る・とらえる・物分かり・聞き分け・わきまえ・わきまえる・