利子学説の一つで、打歩(うちぶ)説ともいい、オーストリアの経済学者ベーム・バベルクが唱えたもの。一般に、将来における欲望の充足は、現在における欲望の充足よりも低く評価される。したがって、現在の欲望を満足させる現在財を放棄して(貯蓄して)、将来の欲望を満足させる将来財(将来消費)と交換するとき、前者を表す貨幣量は後者を表すそれよりも高く評価される。そこで、将来財を得るための貨幣量(貯蓄)を借りる人は、現在財が将来財より高く評価される量だけの打歩=利子を貸し手(貯蓄者)に支払わなければならない。また現在の欲望を抑えて貯蓄すると、それが迂回(うかい)生産によってより多くの将来財を生み出すので、同一量の財でも将来財より現在財が高く評価され、その評価の差だけの打歩=利子が支払われなければならないとされる。この説は、個人の主観から利子を説明する点や、将来財が迂回生産を通じて多量に生産されるにしても、かならずしも価値的に大となるとは限らない点において批判されている。
[一杉哲也]
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