普通文(読み)フツウブン

精選版 日本国語大辞典 「普通文」の意味・読み・例文・類語

ふつう‐ぶん【普通文】

  1. 〘 名詞 〙 普通に使用する平易な文体。明治以後に成立した日常用の標準的な文語文のこと。
    1. [初出の実例]「本法は現行普通文を標準として規定したるものにして」(出典:送仮名法(1907)〈国語調査委員会〉例言)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「普通文」の意味・わかりやすい解説

普通文
ふつうぶん

日本語文章語一つの文体。文語体一種漢文訓読語法基礎になって,擬古文消息文要素が加わり,漢字かな交りで書かれる。明治期に発達し広く使われるようになった。言文一致運動影響で大正以後は次第に口語体に取って代られ,現在ではほとんど用いられない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む