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曲事 キョクジ

デジタル大辞泉の解説

きょく‐じ【曲事】

不正な行為。「曲事を働く」
法に背くこと。また、それを罰すること。
「―申シツケル」〈和英語林集成

くせ‐ごと【曲事】

道理に合わない事柄。ひがごと。
「心細く本意(ほい)なきは、人ごとの―なり」〈沙石集・八〉
けしからぬこと。にがにがしいこと。
「去年もって参る御年貢を当年もって参る事、―におぼしめす」〈虎明狂・餅酒〉
違法行為をした者を処罰すること。
「横取りして―にあふはずを」〈浄・淀鯉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

きょくじ【曲事】

法に違反すること。また、それを処罰すること。 「偽りを申すと-ぢやぞ/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」

くせごと【曲事】

道にはずれたこと。ひがごと。きょくじ。 「末代は-月に随ひ年に添ひて/栂尾明恵上人遺訓」
してはならないこと。あきれ果てたこと。 「前代未聞の-なり/太平記 23
法にそむいたこと。また、違法に対する処罰。きょくじ。 「盗賊の罪のがれ難く、-に行はるる条/浄瑠璃・反魂香」
凶事。まがごと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の曲事の言及

【越度】より

…(2)中世以降,過失犯の意となり,また転じて広く法律違反,有罪の意ともなったが,通じて量刑を明示しないで罪過を規定する場合に用いられたようである。なお,江戸幕府では,武士,神官,僧侶に対しては越度といい,百姓,町人に対しては〈曲事(くせごと)〉といって,法律用語を使い分けた。(3)日常語として,戦国時代の奥州・北陸地方で戦死,死没の意に用いられ,また広く過失,手落ちの意に用いられて今日に及んでいる。…

※「曲事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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