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最大・最小 さいだい・さいしょう maxima and minima

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

最大・最小
さいだい・さいしょう
maxima and minima

幾何学において,最大・最小問題といわれるものがある。これは,ある条件を満たす図形 (線分,面分,立体など) の長さ,面積,または体積の値が,最大あるいは最小になるように,その図形を作図する問題をさしている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

最大・最小
さいだいさいしょう

一定の条件のもとで、ある量を最大あるいは最小にする解を求めること。数学的には、(1)最大・最小が存在するかどうかを吟味すること、(2)それをどうやって求めるか、の二つの問題に分けられる。最大・最小の存在については、次のワイアシュトラースの定理がある。「数空間の中の有界閉集合(一般の空間ではコンパクト集合)における連続関数は、そこでかならず最大値・最小値をとる」。この定理にうまく合致しない最大・最小問題を論ずるのは非常に困難である。最大・最小を与える解を求める方法は、(1)微分法、変分法を用いて極大・極小を求め、そのなかで最大・最小を探す。(2)極小列(最小値に近づく列)をつくって、それが収束するかどうかを検討する。この場合には、解の存在も同時に論ずることになる。(3)現在では、コンピュータを利用して実験的に最大・最小をみいだすことも行われている。しかし、この方法では本当にそれが最大値あるいは最小値であるという保証がない。(4)特殊な場合として一次不等式による制約のもとで、一次関数の値を最大・最小にする解を求めるのが線形計画法リニアプログラミング)である。その発展として、動的計画法ダイナミック・プログラミング)がある。これはより一般的な形の不等式の制約下における関数の最大・最小を求める問題として論じられている。
 最大・最小問題では、ある関数の最大を求める問題と、他の関数の最小を求める問題とが組になって生ずることがある。これを双対(そうつい)問題という(双対は「そうたい」とも読む)。[竹之内脩]

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