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月餅 げっぺいyue-bing

7件 の用語解説(月餅の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

月餅
げっぺい
yue-bing

中国菓子の一種。 13世紀初頭に蒙古からの侵入軍を撃退するために「8月 15日の名月の夜を期し総攻撃をかける」という秘密文書を饅頭の中に入れ,伝令した故事にちなむといわれ,またその形が満月の形をしているところから一家の大団円をはかるという意味で,8月 15日の中秋節には中国の家庭では欠かすことのできない菓子となっている。

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デジタル大辞泉の解説

げっ‐ぺい【月餅】

中国菓子の一。小麦粉の皮の中に、あん、またはナッツや種実、蜜漬けの干し果実などを入れ、丸く平たい形にして焼いたもの。中国では仲秋節に作り、四角形六角形のものなどもある。

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百科事典マイペディアの解説

月餅【げっぺい】

中国菓子の一種。ユエピンという。中秋月餅ともいい中国では陰暦8月15日に月に供える風習がある。小麦粉に砂糖,ラード,湯を加えてこね皮とし,ラード入りのアズキ餡(あん),または松の実,クルミナツメスイカの種などを細かく刻み,蜜で固めたものなどを中に入れ,円盤形にして天火で焼く。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

げっぺい【月餅】

中国料理の甘い点心の一種。小麦粉・ラード・砂糖・卵などで作った皮で、あずきあんや木の実、ドライフルーツなどを包み、平たく円形に焼いたもの。中国では陰暦8月15日の中秋節に、家族で集まって満月を眺めながら食べる。またこの時期に贈答品として用いられる。

出典|講談社
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デジタル大辞泉プラスの解説

月餅(つきもち)

京都府京都市、月餅屋直正が製造・販売する銘菓。小麦粉、鶏卵、砂糖で作った生地にこし餡を包んだ焼き饅頭。表面にケシの実を散らしてある。

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世界大百科事典 第2版の解説

げっぺい【月餅 yuè bǐng】

中国の菓子の一種。旧暦8月15日の中秋節は八月節,団円節ともいい,正月,清明節とともに重要で伝統的な祭日で,種々の果物,野菜とともに月餅を供える。中国の代表的な味を一つに包むといわれ,小麦粉を主体にした皮に,アズキ,松の実,杏仁,クルミ,ハスの実,ナツメなどに砂糖を加えて練ったあんを包んで満月の形にかたどり,天火で焼いたもの。表面にウサギカエルなどの絵柄を型押しすることが多い。大きさは直径約10cmぐらいがふつうであるが,50cmのものもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

月餅
げっぺい / ユエピン

中国南宋(なんそう)の時代(12~13世紀)から伝わる点心(てんしん)の一種。中国では旧暦8月15日の仲秋節に、月輪すなわち満月の円満な姿を象徴してつくり、クリ、スイカ、ナシ、カキなど丸い果物とともに月に供えたり、親しい間で贈答しあい互いに幸福を祈る習慣があった。月餅が日本へ伝来した年代は不詳であるが、最近は中国の銘菓として常時市販されている。中国では仲秋節のすこし前からつくられ、仲秋節以後はあまりつくられないようである。広東(カントン)地方、また香港(ホンコン)ではこの時期に限って、みごとな月餅が市販される。[野村万千代]

作り方と種類

小麦粉にラード、砂糖、水飴(みずあめ)、卵などを混ぜ合わせ、温湯でこねて皮をつくり、好みの餡(あん)を包み、彫りのある円形の木型に入れて形を整えてから抜き出し、上面模様のほうへ色つや出しの装液(そうえき)(卵黄、砂糖、カラメルでつくる)を塗って焼く。餡の種類によって名称をつけている。上面の模様の大部分は月宮図である。豆沙月餅(トウシャーユエピン)は、小豆(あずき)餡に豚脂身、干しぶどう、クルミ、砂糖、黒ゴマなどを加えてつくる。百果月餅(パイクオユエピン)は、なつめ餡にラッカセイ、干しぶどう、スイカの種、豚脂身などを加えてつくる。このほかに鹹蛋(シエンタン)(アヒルの塩漬け卵)入りの月餅などもある。月餅は中国の菓子で、宴会席の献立には入れない。[野村万千代]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の月餅の言及

【中秋節】より

…清代では,元旦・端午とともに三大節として重視され,商業取引の決済期でもあった。庭先に設けられた祭壇上には,太陰星君(月の神)やウサギなどを描いた紙製の月光馬児が立ち,その前に月餅(げつぺい)や果物,枝豆,鶏頭の花などを供えて月を祭った。月餅とは満月をかたどった平たく丸い菓子であり,団円(一家だんらん)の象徴でもある(使用は元末以後という)。…

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