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有効競争 ゆうこうきょうそう workable competition; effective competition

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有効競争
ゆうこうきょうそう
workable competition; effective competition

実現可能でかつ国民経済的に望ましい経済的成果を実質的に保証するような競争の考え方産業組織論の中心的概念で,1940年に J.M.クラークが提唱。どのような状態をもって有効競争とみなすかについては2つの考え方がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆうこうきょうそう【有効競争 workable competition】

経済学には,競争の概念を純化させた,完全競争という一つの理念型が存在する。そこでは,情報の完全性,財の分割可能性,参入および退出の完全な自由などという条件が,競争が完全であるための条件として必要とされる。しかし現実にこのような条件が満たされることはありえないので,クラークJohn Maurice Clark(1884‐1963)は,産業組織の分析と政策基準のためにより現実的概念として,1940年に有効競争という概念を提唱した。

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大辞林 第三版の解説

ゆうこうきょうそう【有効競争】

競争者がそれほど多くないという現実的な想定のもとに、社会的に望ましい経済的成果をもたらすための条件を満たすような競争状態。産業組織に関する政策上の基準を提供する。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有効競争
ゆうこうきょうそう
effective competitionworkable competition

市場(しじょう)の競争機能の維持を図る政策基準概念。市場における競争の理論上の基準は完全競争であるが、現実には情報の不完全などの理由により、完全競争状態は存在しえない。それにかわって、一定の条件が満たされている限り、そこには競争が有効に作用しているとみなすのである。その条件としては、〔1〕市場の構造からかなり多数の売り手と買い手がいること、〔2〕そのいずれもが市場の大部分を占有していないこと、〔3〕グループ間に共謀がないこと、〔4〕新企業による市場への参入の可能性があること、などがあげられる。アメリカの経済学者J・M・クラークによって提唱された概念である。[森本三男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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