末恐ろしい(読み)スエオソロシイ

デジタル大辞泉 「末恐ろしい」の意味・読み・例文・類語

すえ‐おそろし・い〔すゑ‐〕【末恐ろしい】

[形][文]すゑおそろ・し[シク]将来どうなることかと、恐ろしく思われる。「―・い少年」「―・い自然破壊
[類語]そら恐ろしいもの恐ろしい怖い恐ろしいおっかないおどろおどろしい気味悪い不気味不安恐れる心配懸念危惧きぐ危懼きく疑懼ぎく恐れ胸騒ぎ気がかり心がかり不安心心細い心許こころもとない憂い危なっかしいおぼつかない

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「末恐ろしい」の意味・読み・例文・類語

すえ‐おそろし・いすゑ‥【末恐】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]すゑおそろ〘 形容詞シク活用 〙 将来どうなるかと思いやられて恐ろしい。将来非常に悪くなることを予想する場合にも、非常によくなることを予想する場合にもいう。
    1. [初出の実例]「しかし末恐ろしい程の幸福を正道を踏んで味って見たい」(出典:お目出たき人(1911)〈武者小路実篤〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android