空恐ろしい(読み)ソラオソロシイ

デジタル大辞泉 「空恐ろしい」の意味・読み・例文・類語

そら‐おそろし・い【空恐ろしい】

[形][文]そらおそろ・し[シク]将来どうなるかと、言いようのない不安を感じてこわい。「近年科学の発達ぶりには―・くさえなる」
[派生]そらおそろしげ[形動]そらおそろしさ[名]
[類語]末恐ろしいもの恐ろしい怖い恐ろしいおっかないおどろおどろしい気味悪い不気味不安恐れる心配懸念危惧きぐ危懼きく疑懼ぎく恐れ胸騒ぎ気がかり心がかり不安心心細い心許こころもとない憂い危なっかしいおぼつかない

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精選版 日本国語大辞典 「空恐ろしい」の意味・読み・例文・類語

そら‐おそろし・い【空恐】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]そらおそろ〘 形容詞シク活用 〙 ( 「そら」は接頭語 ) いいようもない不安を感じるさま。天罰神罰仏罰に対する恐怖や、漠然と身に迫る恐ろしさ、また、その人の将来、世の成り行きについての不安などにいう。
    1. [初出の実例]「知らぬ人に具して、さるみちのありきをしたらんよと空おそろしくおぼゆ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)

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