疑懼(読み)ギク

デジタル大辞泉 「疑懼」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「疑懼」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐く【疑懼・疑惧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぎぐ」とも ) うたがいおそれること。
    1. [初出の実例]「こころ、なほ疑懼(キク)(〈注〉ウタカヒヲソレ)をいたきて」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)
    2. 「未だ聴かざりし時の我疑懼、鬱悶、苦悩は幾何なりし」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉友誼と愛情と)

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普及版 字通 「疑懼」の読み・字形・画数・意味

【疑懼】ぎく

疑いおそれる。晋・潘岳〔馬督の誄(るい)〕芻匱(とぼ)しからず、人畜取給す。し、馬長鳴す。凶醜(おどろ)き疑懼し、乃ち地を闕(ほ)りて攻む。

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