1769~?
近世後期の幕臣・北方探検家。越後国頸城郡鉢崎村の農民の子。のち幕府小人目付松田伝十郎の養子となる。1799年(寛政11)蝦夷地御用掛となり東蝦夷地に赴く。1803年(享和3)箱館奉行支配調役下役として択捉(えとろふ)島に至り越年。08年(文化5)間宮林蔵とともに樺太見分の命をうけ,林蔵にさきだち樺太が島であることを確認した。のち山丹(さんたん)交易の改善,ゴロブニン一行の護送にかかわった。著書「北夷談」。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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…村上の人本多利明は1798年(寛政10)《西域物語》を著して西洋の事情を紹介,日本のとるべき立場を述べた。松田伝十郎は間宮林蔵とともに樺太に渡り,1808年(文化5)間宮海峡を発見した。43年幕府は北海防御の台場を築くため新潟町を幕領とし,奉行所を設置した。…
※「松田伝十郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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