精選版 日本国語大辞典 「柴田鳩翁」の意味・読み・例文・類語
しばた‐きゅうおう【柴田鳩翁】
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江戸後期の石門心学(せきもんしんがく)者。名は亨(とおる)、通称謙蔵、鳩翁・鳩継庵(きゅうけいあん)と号す。天明(てんめい)3年5月5日、京都の飛脚(ひきゃく)業奈良物屋吉兵衛の子に生まれる。幼年時代より生家困窮のため諸方を流浪したが、28歳のとき軍書講釈師として成功する。やがて『都鄙問答(とひもんどう)』を読んで感動し、薩埵徳軒(さったとくけん)(1778―1836)を知って心学に関心を寄せ、1825年(文政8)43歳のときに年100両という高収入の講釈師をやめて、「乞食(こじき)覚悟」で心学布教に専念。45歳で失明したが、天保(てんぽう)10年5月3日57歳で没するまで精力的に活動を続けた。その教化は、庶民はもとより、各地代官・諸藩士や京都所司代(しょしだい)・堂上公卿(くぎょう)にまで及んだ。彼の平易で巧みな話術は『鳩翁道話』にまとめられ、心学道話の代表的著作の一つとなっている。
[今井 淳 2016年5月19日]
『柴田実編『日本思想大系42 石門心学』(1971・岩波書店)』▽『石川謙校訂『鳩翁道話』(岩波文庫)』
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…その講話は《心学教諭録》と題して出版されたが,その他20種50巻に及ぶ平易な教訓書を著した。柴田鳩翁(きゆうおう)は京都を中心に十数ヵ国を巡講し,おもしろい道話を聞かせて世人を魅了し,その聞書き《鳩翁道話》(正編1835刊)は一世を風靡(ふうび)し,明治時代にもベストセラーになっている。ここに心学といえば道話を意味するまでになり,心学道話という言葉が定着した。…
※「柴田鳩翁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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