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株価収益率 かぶかしゅうえきりつ

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

株価収益率

投資判断指標のひとつ。株価が割安か割高かを判断する指標。株価を1株利益で割った倍率。「PER(ピー・イー・アール)」、「レシオ」とも呼ばれる。株価が1株利益の何倍に買われているかなど、割安か割高かを判断する際に用いられる。株価収益率が高いほど利益に比べ株価が割高であり、逆に、低い場合は相対的に株価が低下していると判断される。ただ、何倍まで買っても大丈夫というような明確な基準はなく、同じ業種や業態の銘柄比較の際に有効となる。1株利益は通常、前期実績よりも今期予想を使用することが多い。

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知恵蔵の解説

株価収益率

株価を企業の収益力と比較することで、株価水準を判断する基本的な指標の1つ。単位は倍で、1株利益(通常は予想値を用いる)の何倍までの株価となっているかを判断の材料とする。ただし、絶対的な判断の水準があるわけではなく、市場平均や同業他社との比較、あるいは過去の水準との比較などが判断材料となる。算出方法が簡単なこともあって、最も広範に使われる指標の1つである。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2007年)

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デジタル大辞泉の解説

かぶか‐しゅうえきりつ〔‐シウエキリツ〕【株価収益率】

パー(PER)

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百科事典マイペディアの解説

株価収益率【かぶかしゅうえきりつ】

1株当りの会社利益(税引後)に対する株価の倍率で,price earnings ratioという。PERあるいは単にレシオratioという呼称が一般的。この数値が小さいものは会社利益に対して株価が相対的に低水準にあることを示す。

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株式公開用語辞典の解説

株価収益率

株価と企業の収益力を比較することによって株式の投資価値を判断する際に利用される尺度である。株価が1000円で、一株当たり利益が100円ならば、株価収益率は10倍である。一般的には、市場平均との比較や、その会社の過去のレンジとの比較で割高・割安を判断する場合が多い。別名、PER(Price Earnings Ratio)という。

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世界大百科事典 第2版の解説

かぶかしゅうえきりつ【株価収益率 price earnings ratio】

株価を1株当り年間税引利益金で除したもので,株価が〈1株当り利益〉EPS(earnings per shareの略)の何倍に買われているかを示す指標(単位は〈倍〉)。PERあるいは単に略して〈レシオratio〉という呼称のほうが一般的である。1920年代のアメリカで生まれた株価評価の考え方であり,今日まで主流を占めて使用されている。株式投資の採算は従来,株主配当すなわち利回りを基本としてきたが,企業基盤の確立,高度経済成長時代での投資活発化を背景に,企業の収益力,安定性に加え成長性を重視する傾向が強くなり,58年前後の,いわゆる利回り革命前後より普及が始まり,今日では株価評価上,最も代表的な指標となっている。

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大辞林 第三版の解説

かぶかしゅうえきりつ【株価収益率】

株価を一株当たりの税引き利益で割った値。投資の際の目安とされる。 PER 。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

株価収益率
かぶかしゅうえきりつ
price earnings ratio

公式的には株価を1株あたり年間税引後純利益で除した比率で,株価が1株あたり1年間の税引後純利益の何倍まで買われたかを示す数値。株式価値の評価という観点から,配当利回りとともに株価判断尺度として用いられ,この比率が高いと株価は利益に比較して割高となり,反対に比率が低いと割安であることを示す。配当ではなく,配当を決定する源泉であるとともに増資を決定する源泉である利益を株式の投資価値決定の基準にするほうが合理的であるとするのが,株価収益率の理論的背景である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

株価収益率
かぶかしゅうえきりつ

株価水準を評価する際に用いられる指標の一つで、株価を1株当りの年間税引純利益で除して求められる。PER(price earning ratio)ともいう。従来日本では、株式投資の基準として、配当を株価で除して算出される「利回り」が中心となっていたが、アメリカでは有力な株式投資の指標として、また企業の業績を示す有力な財務指標として、株価収益率が利用されている。一般に収益率が高ければその株式は成長性が買われて割高であることを意味しているが、株価は理論的には「将来利益の現在価値の総額」と考えられることから、かならずしも「高いから割高」ともいえないことには注意が必要である。つまり、分子にある「株価」は、理論上、「今後得ることができるであろう将来の利益の総額」であり、それを「現時点の利益」で除しているとも考えられるので、この値が「高い」ということは、それだけ「現時点の利益に比べて、将来の成長力が高い」ともいえることにもなる。とはいえ、グローバル化の進展とともに、配当より利益が企業の実力を反映しているという観点から、株式市場の国際化が進むに伴い、株価収益率の利用度が高まっている。[桶田 篤・前田拓生]

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世界大百科事典内の株価収益率の言及

【株価】より

…このため利回り採算投資は,実際の株価水準からして行いにくく,また株式価値,株価水準の判断尺度としてほとんど活用されていない。
[株価収益率]
 この株式利回りに代わって,利回り革命前後から株価収益率(PER)という考え方が普及しはじめ,現在では最も代表的な投資尺度になっている。これは,配当の根源である利益と株価を対比したものである。…

【株価純資産倍率】より

…PBRともいう。利回り株価収益率(PER)が利益というフローに着目した株価水準を判断する指標であるのに対し,会社の資産価値に着目した投資尺度として用いられる。株式は利潤証券としての価値と同時に,物的証券としての価値をも有し,インフレ進行や国際通貨不安,低成長経済下でのTOB(株式公開買付け)流行などが株価純資産倍率(PBR)に対する評価を高めている。…

※「株価収益率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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