梱・行李(読み)こり

精選版 日本国語大辞典 「梱・行李」の意味・読み・例文・類語

こり【梱・行李】

[1] 〘名〙
① 荷物をなわなどでくくること。また、くくったもの。包装した荷物。〔日本国考略(1523)〕
雑兵物語(1683頃)上「にし挟箱をゆるされ、こりをせをった」
② =こうり(行李)④〔日葡辞書(1603‐04)〕
浮世草子・古今堪忍記(1708)一「二百目の銀にて柳を買、手づから籠裏につくりて是を売尽し」
[2] 〘接尾〙 貨物個数および数量を表わす単位名称。生糸一梱は九貫目(三三・七五キログラム)、綿糸一梱は四〇〇ポンド(一八一・四四キログラム)など。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉九「官軍より奥羽運送(おく)弾薬の荷物幾箇(コリ)にや坂本通りを通行做(な)せるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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