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款状 カンジョウ

デジタル大辞泉の解説

かん‐じょう〔クワンジヤウ〕【款状】

官位・恩賞などを望み、または訴訟の趣旨を記した嘆願書。かじょう。
「九条相国伊通(これみち)公の―にも、ことなる事なき題目をも書きのせて、自讃せられたり」〈徒然・二三八〉

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世界大百科事典 第2版の解説

かじょう【款状】

古代・中世の古文書様式の一つ。申文(もうしぶみ)ともいう。官人・僧侶が位階や官職の叙任や昇進を望むため,自己の経歴・功績,あるいは祖先のことを書いた自薦の文書。平安時代初期からあり,はじめは申文といわれ,鎌倉時代ころから款状というようになった。〈款〉は偽りなく誠を尽くすの意。書式は書札様で,書出し・書止めともに丁重な文言を用いた。平安時代の名文家によるものは《本朝文粋》などにも収められた。【飯倉 晴武】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

かんじょう【款状】

官位を望む旨や、訴訟の趣を記した嘆願書。かじょう。 「九条相国伊通公の-にも…自讃せられたり/徒然 238

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世界大百科事典内の款状の言及

【申文】より

…公式様(くしきよう)上申文書である(げ)が冒頭に〈何某解申……事〉とあるのが,しだいに〈何某申……事〉と変化し,名称も解(解文)から申文に変わったといわれる。中世以降は申文というと,とくに官人が叙位・任官や官位昇進を希望して,朝廷に申請する款状(かじよう)をさしていうようになった。この申文は個人のもののほか官司が所属の官人の昇進や兼職を推薦するものもあった。…

※「款状」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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