コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

武林無想庵 たけばやし むそうあん

5件 の用語解説(武林無想庵の意味・用語解説を検索)

美術人名辞典の解説

武林無想庵

小説家。翻訳家。名磐雄のち盛一。東大芸文科中退。在学中より小山内蕉らと『七人』を創刊し、柳田国雄らの「竜子会」に参加する。ドーデの翻訳を通じて大正ダダイズム先駆けとなり、1920年ヨーロッパを放浪。34年に帰国、43年に緑内障から盲目となるが、戦後ゾラの作品を翻訳する。著書『結婚礼讃』随筆集『文明病患者』等がある。昭和37年(1962)歿、82才。

出典|(株)思文閣
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

武林無想庵【たけばやしむそうあん】

小説家,翻訳家。本名,磐雄,のち盛一。札幌市生れ。東大英文科中退。辻潤らとともに大正期のデカダンスダダイスムを代表する存在。自らの放浪,放蕩生活を赤裸々に綴った《性欲の触手》などを発表。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

武林無想庵 たけばやし-むそうあん

1880-1962 明治-昭和時代の小説家,翻訳家。
明治13年2月23日生まれ。36年小山内薫(おさない-かおる)らと同人誌「七人」を創刊。ダダイスト辻潤(じゅん)らとまじわる。大正9年中平文子と結婚し渡仏,以後離婚にいたる放浪生活を「性慾の触手」「飢渇信」などにえがく。戦後共産党に入党。昭和37年3月27日死去。82歳。北海道出身。東京帝大中退。旧姓は三島。本名は磐雄,のち盛一。著作に「むさうあん物語」,訳書にドーデ「サフォ」など。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

武林無想庵
たけばやしむそうあん

[生]1880.2.23. 札幌
[没]1962.3.27. 東京
小説家,翻訳家。本名,磐雄。東京大学英文科中退。虚無的,性愛的な作品を翻訳,A.ドーデの『サフォ』 (1913) ,M.アルツイバーシェフの『サニン』 (14~16) などを出版。 17年間のヨーロッパ生活を通じダダイスムを実践した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

武林無想庵
たけばやしむそうあん
(1880―1962)

小説家、翻訳家。札幌生まれ。本名盛一。4歳のとき養子となり上京。旧制一高から東京帝国大学英文科に進み、1903年(明治36)小山内薫(おさないかおる)らと『七人』を創刊、国文科に移ったが中退。大正に入ってから雑誌『モザイク』に拠(よ)る。ドーデの『サフォ』やアルツィバーシェフの『サニン』を訳了。大正期のダダイズムの思潮に応じ、辻潤(つじじゅん)と交わり、20年(大正9)から渡欧、帰国を挟み、以後しばしば渡欧、虚無と退廃に身をゆだねた。主著『性慾(せいよく)の触手』(1922)、『文明病患者』(1923)、『無想庵独語』(1948)など。翻訳にゾラの『大地』、バルビュスの『耶蘇(やそ)』がある。流転と飢渇のなかに魂の自由を追った特異な文学者である。[助川徳是]
『『むさうあん物語』全41巻・口述(1957~67・無想庵の会) ▽『現代日本文学大系32 武林無想庵他集』(1973・筑摩書房)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

武林無想庵の関連キーワード岡田八千代桜田常久東野辺薫金子健二耕治人添田さつき寺崎浩野沢純森志げ横山美智子

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone