死に装束(読み)シニショウゾク

デジタル大辞泉 「死に装束」の意味・読み・例文・類語

しに‐しょうぞく〔‐シヤウゾク〕【死に装束】

死者に着せる衣服
切腹するときの白装束
[類語]経帷子きょうかたびら

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精選版 日本国語大辞典 「死に装束」の意味・読み・例文・類語

しに‐しょうぞく‥シャウゾク【死装束】

  1. 〘 名詞 〙 死ぬときの装束。切腹をするときのいでたち、身なり。しにいでたち。
    1. [初出の実例]「身を改め、死装束(シニシャウソク)にて来りぬ」(出典浮世草子新可笑記(1688)一)
    2. 「大小羽織を脱捨れば、下には用意の白小袖、無紋の上下(かみしも)死装束(しにシャウゾク)」(出典:浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)四)

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葬儀辞典 「死に装束」の解説

死装束

故人に着せる衣装。死装束には、経帷子(きょうかたびら)・頭巾上帯(うわおび)・手甲(てっこう)・脚絆(きゃはん)・足袋・草履・杖・六文銭頭陀袋(ずだぶくろ)などがありますが、最近では故人の生前の愛用品などを着せてあげることもあります。

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