コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

段玉裁 だんぎょくさいDuan Yu-cai

6件 の用語解説(段玉裁の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

段玉裁
だんぎょくさい
Duan Yu-cai

[生]雍正13(1735)
[没]嘉慶20(1815)
中国,清代の学者。江蘇省金壇県の人。字は若膺 (じゃくよう) 。号は懋堂 (ぼうどう) 。乾隆 25 (1760) 年郷試に及第。貴州・四川方面の県知事を歴任。同 47年官を辞して蘇州の楓橋に引退し,以後終生研究に没頭。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

だん‐ぎょくさい【段玉裁】

[1735~1815]中国、の考証学者。金壇(江蘇省)の人。字(あざな)は若膺(じゃくよう)。号、懋堂(もどう)。戴震(たいしん)に師事、文字訓詁の学に長じ、「説文解字注」「六書音韵(りくしょおんいん)表」などを著した。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

段玉裁【だんぎょくさい】

中国,清代の経学者,文字学者。江蘇省の人。1763年北京で戴震に師事。官吏となって知県を歴任したが,1782年以後郷里に隠棲(いんせい)し学問に専心。《説文解字》の注に精根を傾け,《説文解字注》を著し,清朝考証学の名を高からしめた。
→関連項目説文解字

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

だんぎょくさい【段玉裁 Duàn Yù cái】

1735‐1815
中国,清の経学者,文字学者。字は若膺(じやくよう),茂堂と号した。江蘇省金壇の人。乾隆25年(1760)の挙人で,四川省巫山県の知事にまでなった。官吏としての経歴は恵まれたものといえないが,最初の上京以後戴震に師事,役所の仕事を終えてから夜研究に専念する生活を送り,多くの業績をあげた。《六書音均表(りくしよおんいんひよう)》は古音(こいん)を17部に分け,とくに後代一つに合流していた支・脂・之3部の区別を明らかにしたことの意味は大きい。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

だんぎょくさい【段玉裁】

1735~1815) 中国、清代の考証学者。字は若膺じやくよう。号は懋堂もどう。戴震たいしんに師事。言語学・音韻学をよくし、「説文」に詳細な注釈を加えた「説文解字注」は不朽の名著とされる。ほかに「古今尚書撰異」など。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

段玉裁
だんぎょくさい
(1735―1815)

中国、清(しん)朝中葉後期の学者。字(あざな)は若膺(じゃくよう)、号は懋堂(もどう)。江蘇(こうそ)省金壇(きんだん)県の人。1760年(乾隆25)の挙人で、四川(しせん)省巫山(ふざん)県の知県となるが、まもなく辞し学問に専心した。初めて都に出たとき、戴震(たいしん)に会い、弟子の礼をとる。「詩経韵譜(いんぷ)」「群経韵譜」をつくり、顧炎武(こえんぶ)が古韻十部、江永(こうえい)が十三部をたてたのに継ぎ、支(し)・脂(し)・之(し)の三部を分け十七部説をたて、初めは承認しなかった戴震から激賞の手紙を受け(1773)、これが「六書音韵(りくしょおんいん)表」として結実したのを、終生の努力を積んで成った『説文(せつもん)解字注』全30巻に付して刊刻した(1815)。その著『古文尚書撰異(せんい)』『毛詩詁訓(こくん)伝』『詩経小学』『周礼(しゅらい)漢読考』などにこの古韻研究の成果が一貫してみられる。集に『経韵楼集』がある。[近藤光男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の段玉裁の言及

【皖派】より

…皖とは中国安徽省の古名で,清代に,この地に多くの学者を輩出したので,その人々を皖派と称しているが,大きくは浙西学派に含まれる。江永,戴震に源を発して段玉裁,任大椿,王念孫,王引之,さらに後の兪樾(ゆえつ),孫詒譲(そんいじよう)らに受けつがれた。この学派は懐疑的態度によって事実を確かめ,帰納的論理的に分析する方法を共通点としていることで,恵棟らの漢代訓詁を固守する呉派とは大いに異なる。…

【龔自珍】より

…字は璱人(しつじん),定盦(ていあん)と号し,浙江省杭州の人。父祖2代にわたる官僚家庭に生まれ,また清朝有数の言語学者段玉裁を祖父にもつ。幼少より異常な神経をそなえた多感の才子で,時代の落莫をいち早く察知して憂悶し,ことに劉逢禄に師事して公羊学に傾倒すると,革新への情熱をたぎらせた。…

【文字学】より

…まず顧炎武が《音学五書》を著して,古音を10部に分けた。つづいて江永が《古韻標準》を著し,13部とし,段玉裁が《六書音韻表》で17部に分け,戴震は《声類表》を著し,9類25部とした。さらに王念孫が21部,江有誥(こうゆうこう)も《音学十書》において21部とする。…

※「段玉裁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

段玉裁の関連キーワード雍正帝古月軒ケイズル河原崎座雍正帝市川団十郎前古典派音楽歓喜院聖天堂Jアダムズ槐記

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone