気候の分布を表した地図。一般には気温,降水量,気圧,日射量,風,積雪などの気候要素別に平年値の分布図が作られることが多い。気候分布を総合的に表した気候区分図も重要な気候図の一つである。多くの地図帳には,北半球の多くの地域の最寒月と最暖月である1月と7月の気温と年降水量の分布図,気候区分図などの気候図が収録されている。このほかにも開花日や動物の初見日などの分布を示す生物季節図,高気圧や低気圧の経路図,前線出現度数分布図,気候災害分布図など,いろいろなものがある。
地点別に気候値をまとめた気候表と比べると,気候図は個々地点の気候値を正確に知ることはできないが気候の分布を一見してとらえうること,気候表の掲載地点が限られるのに対し観測所のない場所でも気候値の概略がわかることなどの長所がある。
各種の気候図を綴じて書物にしたものを気候図帳という。気象庁から《日本気候図》が刊行されている。世界気象機関(WMO)は,全世界を6地区に区分して,統一した基準で気温,降水量など主要な気候要素について気候図帳を作る計画を進めている。
執筆者:河村 武
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
climatic chart ,climate map
特定地域や地点の気候状態を表した図。ふつう日射量・気温・降水量・気圧などの気候値の分布を示した図を指すが,広義には,クライモグラフ(climograph),ハイサグラフ(hythergraph),ホドグラフ(hodograph),風配図(windrose)などの特殊図や,気候分類図,前線頻度図,高・低気圧通過経路図など各種の地図も含む。
執筆者:榧根 勇・田中 博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
気候を表現した図。気候現象はさまざまであり、また表現する目的から多様な図がつくられる。もっとも代表的な図は気候区分図であるが、このほかに気候要素の変化を示した変化図(日変化、年変化)あるいは分布図や断面図がある。気候分類図以外の図の表現には、どれだけの要素を図上に表現するかにより、等温線あるいは等雨量線などの等値線(アイソプレス)あるいは記号などさまざまな表示方法がある。
[吉村 稔]
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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