永井竜男(読み)ナガイタツオ

デジタル大辞泉 「永井竜男」の意味・読み・例文・類語

ながい‐たつお〔ながゐたつを〕【永井竜男】

[1904~1990]小説家東京の生まれ。人情機微に触れた作風で知られ、短編本領を発揮した。文化勲章受章。作「朝霧」「コチャバンバ行き」「」など。

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百科事典マイペディア 「永井竜男」の意味・わかりやすい解説

永井竜男【ながいたつお】

小説家。東京生れ。菊池寛に認められ,19歳のとき短編《黒い御飯》を《文芸春秋》に発表。庶民的な人情の機微をとらえ,短編の名手として知られた。《風ふたたび》(1951年朝日新聞連載)以後は新開小説作家としても活躍。他に短編集《一個その他》など。1981年文化勲章。全集(12巻)がある。
→関連項目丹羽文雄

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永井竜男」の解説

永井竜男 ながい-たつお

1904-1990 昭和-平成時代の小説家。
明治37年5月20日生まれ。大正9年「活版屋の話」で菊池寛にみとめられる。昭和2年文芸春秋社に入社,「文芸春秋」編集長,専務をつとめる。戦後,人情の機微をえがく短編小説で知られた。41年芸術院賞,44年芸術院会員,56年文化勲章。平成2年10月12日死去。86歳。東京出身。作品はほかに「一個」「青梅雨(つゆ)」など。

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