江田五月(読み)えださつき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江田五月」の意味・わかりやすい解説

江田五月
えださつき

[生]1941.5.22. 岡山
政治家。故江田三郎社会党書記長の長男。 1966年東京大学法学部を卒業後,裁判官となり,オックスフォード大学に留学。東京,千葉,横浜地方裁判所判事補,判事などを歴任。弁護士となり,77年社会市民連合結成,代表に就任。また父三郎の後継者として参議院全国区に出馬当選する。翌年社会民主連合 (社民連) の副代表に就任。 83年の総選挙で初当選し,以後連続4回当選。 88年社民連の代表に就任し,野党結集による政権交代を一貫して追及。 92年 11月には政治改革,政界再編を目指す新政策集団「シリウス」を社会党,社民連,民主改革連合所属の若手改革派議員 26人で旗揚げ。 93年の細川連立内閣には社民連を代表して入閣を果し,科学技術庁長官に就任した。 94年5月社民連を解党し,日本新党に加入,6月党副代表となる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江田五月」の解説

江田五月 えだ-さつき

1941- 昭和後期-平成時代の政治家。
昭和16年5月22日生まれ。江田三郎の長男。地裁判事補をへて,昭和52年社会市民連合代表として参議院議員に当選。58年衆議院議員(当選4回)。60年社会民主連合代表となり,平成5年細川連立内閣の科学技術庁長官。新進党をへて民主党にうつり,10年参議院議員に復帰(通算当選4回)。19年参議院議長。23年菅第2次改造内閣で法相,のち環境相を兼務。岡山県出身。東大卒。

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