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河川総合開発 かせんそうごうかいはつ river‐basin comprehensive development project

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世界大百科事典 第2版の解説

かせんそうごうかいはつ【河川総合開発 river‐basin comprehensive development project】

洪水を制御する治水と,河川水を有効に利用する利水とを総合的に考えて,その流域の人々の生活の向上と産業の振興のために河川の開発を行うこと。治水と利水の技術手段をそれぞれ別々に施すと,互いに障害を起こすことになりがちである。例えば,川を有効に利用するために,取水ぜきや発電ダムを築くと,水の流れにとってはじゃまになり治水上支障をきたすなど,その代表的な例である。ダム技術が進歩し大ダムができるようになるにつれ,治水ダムと利水ダムへの要求が相反するため,河川総合開発の重要性が認識されるようになった。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の河川総合開発の言及

【河川汚濁】より

…人間にとって,河川はもっとも身近にある水環境の一つであり,また利用しやすい水源でもあるので,河川汚濁は水質汚濁の中でももっとも認識されやすく,かついったん汚濁が起こった場合にはその影響も大きい。19世紀後半,イギリスのテムズ川の汚濁によるコレラの流行と悪臭は世界的な河川汚濁の発端であった。ヨーロッパの河川汚濁が,人口の都市への集中による屎尿(しによう)を含む生活排水の流入と,工場の都市への集中・大規模化による大量の工場排水の流入という都市公害的様相が強かったのに対し,日本では,屎尿を肥料として農業利用していたために,都市におけるコレラの発生などは比較的少なく,純然たる産業公害の様相が強かった。…

※「河川総合開発」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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