河鹿(読み)カジカ

デジタル大辞泉 「河鹿」の意味・読み・例文・類語

か‐じか【河鹿】

かわしか(河鹿)の意。鳴き声が鹿に似るところから》カジカガエル別名 夏》「―鳴いて石ころ多き小川かな/子規
[類語]かわず御玉杓子青蛙河鹿蛙雨蛙赤蛙殿様蛙牛蛙食用蛙蟇蛙ひきがえるひきがまがえる

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精選版 日本国語大辞典 「河鹿」の意味・読み・例文・類語

か‐じか【河鹿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かじかがえる(河鹿蛙)季語・夏 》
    1. [初出の実例]「秋しもあれ風声水音鳴かじか〈紫塵〉」(出典:俳諧・時勢粧(1672)一)
  3. 沢庵漬をいう、てきや・盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧(1915)〕
    1. [初出の実例]「押しのきいたカジカ(沢庵)そっくりのきたならしい色になり」(出典:いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉一二)

河鹿の補助注記

近世の歳時記類などでは秋の季語としているが、秋には鳴かなくなる。明治の句集類でもそれを継承しているが、実態に合わせて夏の季語になったのは、大正もしくは昭和以後である。

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