デジタル大辞泉
「赤蛙」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あか‐がえる‥がへる【赤蛙】
- 〘 名詞 〙
- ① 両生類、無尾目に属する科の名、およびそれに属するカエルのうち、アカガエル類の総称。ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、エゾアカガエルなどの種類がいる。普通、背面が赤褐色で、水田や草原、森林にすむ。体長三~八センチメートル。左右の目の後方から縦にしわ状の突起が走る。体側および四肢(しし)に暗色の横帯があり、後ろあしにだけ水かきがある。肉は小児の疳(かん)の薬になるという俗信があり、皮と腸を取り去り、しょうゆで付け焼きにして食べさせる。やまがえる。《 季語・春 》
- [初出の実例]「疳の虫、癖の病ありとて、〈略〉赤蝦(アカガヘル)、八目鱓色々与へて、養性いたしければ」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)
- ② 相手を卑しめ、ののしっていう語。
- [初出の実例]「ナニ、かみさんの首を切る。イヤ、とっけもない赤蛙だ」(出典:歌舞伎・伊勢平氏梅英幣(1820)五立)
あか‐がいる【赤蛙】
- 〘 名詞 〙 「あかがえる」の変化した語。子供の疳(かん)の薬として、焼いて用いた。
- [初出の実例]「薬ぢゃは・かんけ此度はあかがいる」(出典:雑俳・削かけ(1713))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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