河鹿蛙(読み)カジカガエル

デジタル大辞泉 「河鹿蛙」の意味・読み・例文・類語

かじか‐がえる〔‐がへる〕【河鹿×蛙/金子】

アオガエル科のカエル渓流の岩の間にすむ。体長は雄が4センチ、雌が7センチくらい。背面灰褐色暗褐色の模様があり、腹面は淡灰色または白色指先吸盤がある。5月ごろから繁殖期になると、雄は美声で鳴くので、昔から飼育される。本州四国九州分布。かわず。
[類語]かわず御玉杓子青蛙河鹿雨蛙赤蛙殿様蛙牛蛙食用蛙蟇蛙ひきがえるひきがまがえる

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精選版 日本国語大辞典 「河鹿蛙」の意味・読み・例文・類語

かじか‐がえる‥がへる【河鹿蛙】

  1. 〘 名詞 〙 アオガエル科のカエル。雄の体長は三~四センチメートル、雌はやや大きく五~七センチメートル。雌雄とも体の背面は灰褐色で暗褐色の模様があり、腹面は淡灰色または白色。四肢の指先に大きな吸盤があり、みずかきは後肢にだけ発達する。雄は美声で鳴くので昔から飼育されることが多い。カワシカの意で、鳴き声が秋のシカの声に似ていることからこの名があるという。本州、四国、九州の渓流の岩間にすむ。かじか。《 季語・夏 》 〔博物図教授法(1876‐77)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「河鹿蛙」の解説

河鹿蛙 (カジカガエル)

学名Buergeria buergeri
動物。アオガエル科のカエル

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