出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
微細な気泡を多量に含んだ軽いガラス.不透明で,断熱性,防音性,耐水性,耐熱性にすぐれ,水の吸収性がなく,不燃性で,火災に際して有毒ガスを生じない.ガラス粉末にカーボンブラック,酸化アンチモンなどをまぜ,過熱により融解,発泡させてつくる.断熱,防音,耐熱などを目的とした建築材料その他に用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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… 発泡剤としてプラスチック,コンクリートなどの成形時に添加するものの多くは,加熱時に窒素,二酸化炭素,アンモニア,水蒸気,酸素,水素等を発生するものである。発泡ゴム,発泡プラスチックには炭酸水素ナトリウム,炭酸アンモニウム,酢酸アミル,ジアゾアミノベンゼンなどが,また泡ガラスには炭酸カルシウムが,食品工業でパンの製造には炭酸水素ナトリウムと酒石酸を主成分とするベーキングパウダーなどが用いられる。発泡剤系泡沫消火器(粉末,液体)には硫酸アルミニウムと炭酸水素ナトリウムの混合物が用いられる。…
※「泡ガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」