流理構造(読み)りゅうりこうぞう(英語表記)flow structure

岩石学辞典「流理構造」の解説

流理構造

─枕状構造(ball-and-pillow structure)[Cooper : 1943].火成岩地質学では流状組織(flow texture)と同義に使用している.特に熔岩の場合には流れによって状となる際に用いられる.

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デジタル大辞泉「流理構造」の解説

りゅうり‐こうぞう〔リウリコウザウ〕【流理構造】

マグマが固結するときに流動し、晶出した結晶がほぼ平行に配列して縞模様をなす岩石の構造。流紋岩によくみられる。流状構造。流理。

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精選版 日本国語大辞典「流理構造」の解説

りゅうり‐こうぞう リウリコウザウ【流理構造】

〘名〙 鉱物が規則正しく配列して縞(しま)状を呈する火成岩の構造。溶岩の流動によって生じ、流紋岩などに見られる。

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世界大百科事典 第2版「流理構造」の解説

りゅうりこうぞう【流理構造 flow structure】

デイサイトや流紋岩など,粘性の高いマグマからできた溶岩流や貫入岩体にみられる縞状構造。縞は結晶度,組織,発泡度や組成の異なる部分が重なった状態でできている。噴出前後の流動時に,粘性の高いマグマは均質にならずに,引きのばされたり押し縮められた構造が縞として残る。このような岩石を顕微鏡下で観察したときは結晶がほぼ平行に並んでいるようにみえることがあり,これを流状組織fluidal textureという。

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