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海防艦 かいぼうかんcoast defense ship

7件 の用語解説(海防艦の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海防艦
かいぼうかん
coast defense ship

沿岸防衛用に使われる低速,喫水の浅い小艦。航続力も小さい。日本では第2次世界大戦中,護衛艦を海防艦と呼んだ。旧式の戦艦,巡洋艦があてられることもある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

海防艦

日本の沿岸警備を任務とし、第2次世界大戦以前は第一線を退いた老朽艦が充てられていた。大戦中は占守型や御蔵型、鵜来型など189隻(うち19隻は未完成)が建造された。稲木は鵜来型で、1944年12月に竣工(しゅんこう)した。

(2015-08-13 朝日新聞 朝刊 青森全県・1地方)

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デジタル大辞泉の解説

かいぼう‐かん〔カイバウ‐〕【海防艦】

自国の港湾や沿岸などを防備する小型の軍艦。

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百科事典マイペディアの解説

海防艦【かいぼうかん】

日本海軍の艦艇(かんてい)の分類名で,日露戦争以降は老齢化した戦艦・巡洋艦を海防艦として沿岸防備に当てたが,1937年以降北方警備用に新造した駆逐艦とほぼ同型の占守(しむしゅ)型もこれに類別した。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいぼうかん【海防艦】

旧日本海軍の艦艇の分類名で,時代により以下の意味をもつ。日清戦争当時の主力艦であった松島,橋立,厳島のいわゆる三景艦は海防艦という名称で建造された。1898年に艦艇類別標準が制定され,海防艦は戦艦,巡洋艦に次ぐ軍艦の一種と定められた。日露戦争以降は老齢のため第一線を退いた戦艦,巡洋艦などがこれにあてられた。この時代の海防艦は港湾,海峡,沿岸など近海の警備に使用されるものであった。1937年には北方警備用として占守(しむしゆ)型海防艦が建造されたが,太平洋戦争中,船団護衛用の艦が多数必要となり,占守型を基本とし,建造工事を簡易化した海防艦が量産された。

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大辞林 第三版の解説

かいぼうかん【海防艦】

旧海軍の艦種の一。太平洋戦争開戦とともに掃海・対潜護衛用に多数が急造された。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海防艦
かいぼうかん

沿岸防備用の小型艦をいう。イギリスアメリカ両海軍が船団護衛用に建造したフリゲートやコルベットに相当するが、日本海軍は太平洋戦争中期まで船団護衛を真剣に考えていなかったので、おもに北洋警備用として使われていた。1937年(昭和12)建造された占守(しむしゅ)型4隻が海防艦として設計された最初の型。大戦中、甲型、丙型、丁型約170隻が対潜兵装を強化して建造され、船団護衛の主力として活動した。甲型海防艦は基準排水量940トン、速力19.5ノットで、12センチ高角砲3門、25ミリ機銃6門、爆雷120個を装備していた。[前田哲男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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