淡淡しい(読み)アワアワシイ

デジタル大辞泉 「淡淡しい」の意味・読み・例文・類語

あわあわ‐し・い〔あはあは‐〕【淡淡しい】

[形][文]あはあは・し[シク]《形容詞「あわい」を強めた語》
味や色などが薄い。また、ほのかである。
手足の色は白くあるいは―・い栗色をしている」〈中野重治・歌のわかれ〉
「この青年一種の―・い愛を覚えた」〈有島或る女
軽薄で気まぐれである。軽々しい。思慮分別に乏しい。
宮仕へする人を―・しう悪きことに言ひ思ひたる男などこそ、いと憎けれ」〈・二四〉
[類語]薄い浅い淡い薄める薄れる薄らぐ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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