デジタル大辞泉 「淡竹」の意味・読み・例文・類語 は‐ちく【▽淡竹】 イネ科の植物。高さ約10メートル。質は堅く、表面に白粉がつき、節に二環がある。茶筅ちゃせん・提灯・傘の骨などに使われ、竹の皮は草履や包装用、竹の子は食用とする。中国の原産。呉竹くれたけ。唐竹からたけ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「淡竹」の意味・読み・例文・類語 は‐ちく【淡竹】 〘 名詞 〙 イネ科マダケ属の一つ。中国原産で、広く栽植される。稈は高さ一〇メートル、径一〇センチメートルに達する。稈は滑らかで薄く蝋粉(ろうふん)をつけ、節は二輪状に突起する。枝は節ごとに一~二本ずつ出て小枝を分け、その先端に長さ四~一二センチメートルの披針形の葉を四~五個つける。皮は紫色を帯び大きく、斑紋はない。花穂は紫緑色。たけのこは食用。茎は建築・器具用。漢名、淡竹。あわたけ。くれたけ。おおたけ。からだけ。[初出の実例]「すず竹、は竹、たけの子の、代々にひさしき松たけやひらたけ、くりたけ」(出典:御伽草子・猿の草子(室町末)) あわ‐たけあは‥【淡竹】 〘 名詞 〙 植物「はちく(淡竹)」の異名。[初出の実例]「おほたけ一名からたけ一名あはだけ一名はちくは西土にいはゆる淡竹一名水竹也」(出典:古今要覧稿(1821‐42)三七七) おお‐だけおほ‥【淡竹】 〘 名詞 〙 ( 「おおたけ」とも ) 植物「はちく(淡竹)」の古名。〔出雲風土記(733)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「淡竹」の解説 淡竹 (ハチク・アワタケ) 学名:Phyllostachys nigra f.henonis植物。イネ科の多年生常緑竹,園芸植物,薬用植物 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の淡竹の言及 【ハチク】より …主産地は近畿,四国,九州で,中国大陸,朝鮮にも産する。中国名は淡竹。材はかたく細割りしやすいので,茶筅や菓子の容器つくりに重用される。… ※「淡竹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by