(読み)コン

  • こん・じる
  • こん・ず
  • こん・ずる
  • ひたた・く
  • 漢字項目

精選版 日本国語大辞典の解説

(サ変動詞「混ずる」が上一段化したもの)
[1] 〘自ザ上一〙 =こんずる(混)(一)
[2] 〘他ザ上一〙 =こんずる(混)(二)〔改正増補和英語林集成(1886)〕
[1] 〘自サ変〙 こん・ず 〘自サ変〙 ある物に他の物がまざる。まじる。また、まざって乱れる。
※名語記(1275)九「混じて、広隆寺をうづまさといひつけたる也」
[2] 〘他サ変〙 こん・ず 〘他サ変〙 ある物に他の物を混ぜ合わせる。混合する。
※金刀比羅本保元(1220頃か)下「今懐土望郷魂、混(コンズ)王躰於南海之浪
[1] 〘他カ下二〙
① 異なったものを混合する。
※成唯識論述記序釈(797頃)「混合也〔訓比多多気(ヒタタケ)〕」
※将門記承徳三年点(1099)「濁有るも濁无きも、経謂を一流に混(ヒタタク)
② 別の物を同じと思う。混同する。〔観智院本名義抄(1241)〕
※米沢本沙石集(1283)五末「禅と教と方便を守ぬるは、ひたたけて同くすべからず」
[2] 〘自カ下二〙
① 入りまじる。多くのものが雑然としている。
※源氏(1001‐14頃)須磨「人しげくひたたけたらむすまひは、いと本意なかるべし」
② しまりがなく乱れている。きちんとしていない。また、みだりに他人の意見に従う。
※紫式部日記(1010頃か)消息文「などてひたたけてさまよひさしいづべきぞ」
〘自他サ変〙 ⇒こんずる(混)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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