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清弁 しょうべん Bhavya; Bhāvaviveka

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

清弁
しょうべん
Bhavya; Bhāvaviveka

[生]490頃
[没]570頃
インド大乗仏教の主要な学派である中観派の学僧。龍樹の空の思想を受け,独自の論証によって空の理論を展開し,いかなる主張も必ず誤りに帰することを主張するブッダパーリタ (仏護。 470頃~540頃) と対立した。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうべん【清弁】

490‐570
インドの仏教思想家サンスクリット名をバーバビベーカBhāvavivekaまたはバビヤBhavyaという。仏教論理学者ディグナーガの影響を受けた中期中観思想家で,自立論証によって空性を論証すべきであると主張して中観派のブッダパーリタを批判したが,後にその主張はブッダパーリタ系統の帰謬論証派の代表者チャンドラキールティに批判された。しかしその学系は,ダルマキールティの論理学の影響を受けたジュニャーナガルバシャーンタラクシタカマラシーラによって引き継がれ,チベットでは自立論証派と呼ばれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

清弁
しょうべん
(490ころ―570ころ)

インド仏教中観(ちゅうがん)派の学者。サンスクリット名はバーバビベーカBhvavivekaまたはバビヤBhavya。龍樹(りゅうじゅ)の『中論』に表れる空(くう)の思想を論理学的な推論式によって積極的に論証するという方法を確立した。まず『中観心論』を著し、その方法によって空を論証できることを明らかにし、他学派の説を批判し、のちに『中論』の注釈書『般若燈論(はんにゃとうろん)』、空思想の概説書『大乗掌珍論(しょうちんろん)』を著述した。しかしその論理学的方法は後代に月称(7世紀)によって批判され、中観派分裂の起因となったとされる。[江島惠教]

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