コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

渡辺霞亭 わたなべ かてい

6件 の用語解説(渡辺霞亭の意味・用語解説を検索)

美術人名辞典の解説

渡辺霞亭

小説家・新聞記者名古屋生。本名勝、別号は碧瑠璃園。大阪朝日新聞社にて多数の連載小説を書き、西村天囚と『浪花がた』を創刊するなど、関西文壇の振興に寄与。また、書画・骨董に一家言を有した。大正15年(1926)歿、63才。

出典|(株)思文閣
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

わたなべ‐かてい【渡辺霞亭】

[1864~1926]小説家。愛知の生まれ。本名、勝。別号、碧瑠璃園(へきるりえん)・黒法師。歴史小説家庭小説で人気を博した。江戸文学の収集家としても知られる。作「大石内蔵之助」「渦巻」。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

渡辺霞亭 わたなべ-かてい

1864-1926 明治-大正時代の小説家。
元治(げんじ)元年11月20日生まれ。岐阜日日新聞の記者をへて,東京朝日新聞,大阪朝日新聞につとめ,歴史小説や家庭小説を発表。西村天囚らとともに雑誌「なにはがた」を創刊し関西文学の振興につくす。劇評家,蔵書家としても知られた。大正15年4月7日死去。63歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。本名は勝。別号に碧瑠璃園(へきるりえん),緑園,黒法師など。代表作に「想夫憐」「渦巻」。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

渡辺霞亭

没年:昭和1.4.7(1926)
生年:元治1.11.20(1864.12.18)
明治大正時代の小説家。本名は勝。別号に碧瑠璃園,緑園,黒法師,黒頭巾,無名氏,春帆楼主人,哉乎翁,朝霞隠士など。名古屋生まれ。尾張藩士源吾,たけの息子。名古屋の好生館に学び,明治14(1881)年『岐阜日日新聞』文芸欄主任として入社,同19年名古屋の『金城新報』編集長,20年に上京して『燈新聞』に転じ,21年,同紙が大阪朝日新聞社に買収され『東京朝日新聞』になると,『絵入自由新聞』に移るが,ほどなく復帰。23年には『大阪朝日新聞』に招かれ,以来関西文壇の重鎮となる。通俗的長編にたけ,40年「大石内蔵助」,大正2~3(1913~4)年「渦巻」などを書く。また本吉欠伸らと24年,雑誌『なにはがた』を創刊し,同誌に作品を寄せて関西文学の振興に力を尽くした。

(佐伯順子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

わたなべかてい【渡辺霞亭】

1864~1926) 小説家。尾張国生まれ。本名、勝。「大阪朝日新聞」などに、新聞小説を連載、大衆的人気を博す。著「大石内蔵助」「渡辺崋山」「渦巻」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

渡辺霞亭
わたなべかてい
(1864―1926)

小説家、劇作家。名古屋に生まれる。本名勝(まさる)。渡辺家は尾州(びしゅう)藩家老の家柄で、青松葉事件(「青松葉」とは渡辺家の異名。幕末、前藩士徳川慶勝(よしかつ)が藩論を統一するために、渡辺らの親幕派を斬首(ざんしゅ)、家名断絶等の非常の刑で葬り去った事件)に連繋(れんけい)し没落。1890年(明治23)大阪朝日新聞に入社。翌年西村天囚(てんしゅう)らと『なにはがた』を創刊。筆名を自在に駆使し、歴史、家庭小説の流行作家となる。その作は勧善懲悪的傾向が強い。碧瑠璃園(へきるりえん)、緑園(りょくえん)の号で『渡辺崋山(かざん)』(1889)、『後藤又兵衛』(1890)、『後の後藤又兵衛』(1908)などの歴史小説を執筆。家庭小説『渦巻(うずまき)』全四巻(1913~14)は、家督相続争いを「あたらしいお家騒動物」(千葉亀雄)に仕上げた話題作である。霞亭はまた、江戸時代の小説類の収集家であり、この旧蔵書の一部(和書1851冊)が東京大学附属図書館に「霞亭文庫」として架蔵されている。[山崎一穎]
『岡保生著『日本近代文学外史 近代文学の異端者』(1976・角川書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の渡辺霞亭の言及

【椀久末松山】より

…2幕5場。渡辺霞亭作。1906年3月大阪中座初演。…

※「渡辺霞亭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

渡辺霞亭の関連キーワード淡島寒月平井晩村河辺青蘭後藤宙外幸堂得知荒木郁子添田さつき武田仰天子真木痴嚢松村鬼史

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone