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潙仰宗 いぎょうしゅうGui-yang-zong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

潙仰宗
いぎょうしゅう
Gui-yang-zong

中国の禅宗の一派。百丈懐海 (ひゃくじょうえかい) の第1の弟子である 潙山霊祐 (771~853) と,その弟子である仰山の慧寂 (814~890) によって開かれた。 潙山,仰山の2字をとって 潙仰宗という。禅宗の五家の一つ。

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世界大百科事典 第2版の解説

いぎょうしゅう【潙仰宗 Wéi yăng zōng】

中国,唐代末期,江南の南昌(江西省)を中心にひろがる禅宗の一派で,臨済曹洞雲門法眼とあわせて五家とよばれる。湖南の潭州潙山にいた霊祐(771‐853)と,その弟子の恵寂(えじやく)(807‐883)が,のちに袁州の仰山にいたのにより,2人の道場の名をとってよぶもの。霊祐は,百丈をうけ,百丈は馬祖をうけるから,潙仰宗は馬祖にはじまる。唐代中期の新しい禅の,最初の成果の一つとして,日常茶飯の言行のうちに,全仏法の大意を明かす,禅問答の妙を発揮するのであり,とりわけ武宗廃仏(三武一宗の法難)によって,伝統的な仏教学が衰滅するうちに,最初の新しい運動を起こした功績が評価される。

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