火の山(読み)ヒノヤマ

日本歴史地名大系 「火の山」の解説

火の山
ひのやま

下関市の南東部に位置し、関門(かんもん)海峡を挟んで古城(こじよう)山(福岡県北九州市門司区)に対する。標高二六八・二メートルで、山頂からは関門海峡・下関市・北九州市・響(ひびき)灘・周防灘やそこに浮ぶ島々を望み見ることができる。

古代、都との連絡のために烽燧の置かれた地とされる。寛平六年(八九四)九月一九日付の太政官符(類聚三代格)に「応出雲隠岐等国依旧置烽燧事」として、「諸国置烽燧、若有急速、則通達京師、遠近相応、慎備警固」とある。この火の山で焼かれた火は、厚狭(あさ)郡津布田(つぶた)村の火(ひ)ノ山(現山陽町)、同郡須恵(すえ)村の竜王(りゆうおう)山北峰の番屋(ばんや)ヶ辻(つじ)(現小野田市)、同郡宇部(うべ)村の宇部岬・吉敷(よしき)郡岐波(きわ)村の日野(ひの)山(現宇部市)、同郡二島(ふたじま)村の火(ひの)山(現山口市)、同郡大海(おおみ)村の日地(ひじ)山(現秋穂町)、都濃(つの)郡末武(すえたけ)村の火振(ひぶり)崎(現下松市)などへと焼き継がれたとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「火の山」の意味・わかりやすい解説

火ノ山
ひノやま

山口県南西端,関門海峡にのぞむ山。標高 268m。下関市の中心市街地と長府の間にあり,要塞地帯として古くから利用され,第2次世界大戦後,火の山公園として開放された。烽火場が山名となる。南麓に関門橋がかかり,山頂からの夜景が美しい。火の山パークウェーが通じ,瀬戸内海国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む