コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

火除地 ひよけち

3件 の用語解説(火除地の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

火除地【ひよけち】

火事での延焼防止のために設けられた防火地帯。江戸幕府は多発する火事に悩んだが,1657年の明暦(めいれき)大火後に設置。江戸城用の火除明地,一般市街地には広道(ひろみち)・広小路(ひろこうじ),広道に土手を築いた火除土手として設置された。
→関連項目明暦の大火

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ひよけち【火除地】

江戸の多発する火事に悩んだ幕府が,延焼防止のため設けた防火地帯の総称。江戸城用のものを火除明地(ひよけあきち),一般市街地のものを広道または広小路(ひろこうじ)とも呼んだ。また広道に土手を築いた火除土手もあった。初期の江戸を全滅させた明暦の大火(1657)の前年に火除地の計画があったが,実現したのは大火の2ヵ月後からである。大火の多くは冬の乾燥期の北風のためだったので,北から南に延焼を防ぐため,火除明地は城の北西部に集中し,広小路,火除土手は主要市街地に東西方向に設けられた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火除地
ひよけち

江戸時代、防火のために設けられた空き地。類焼防止のほか被災者の避難所ともなった。幕府は1657年(明暦3)の大火前より火除地を計画していたが、明暦(めいれき)の大火により急速に実行に移した。中橋広小路、両国広小路(ともに東京都中央区)などがこのとき出現した。その後とくに数多くの火除地を設けたのは享保(きょうほう)年間(1716~36)の中ごろまでである。町火消の制が整うに従い、火除地の廃止されるものが多くなった。[南 和男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の火除地の言及

【広小路】より

…近世の都市において,普通の街路よりも特に幅広くつくられた街路のこと。城下町など町制の行われた都市では,延焼防止のための防火帯である火除地(ひよけち)として設けられることが多い。地名として残る名古屋の広小路は1660年(万治3)の大火後に,町人地と武家地の境の街路を幅15間に拡張して作られた。…

※「火除地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

火除地の関連キーワード防火延焼火事場公役鎮火火の番火花船火事火事と喧嘩は江戸の花火事場見廻

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

火除地の関連情報