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災害統計 さいがいとうけいdisaster statistics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

災害統計
さいがいとうけい
disaster statistics

災害の原因,被害対象,規模 (死傷者数,被害範囲など) ,期間,場所,被害額など,災害に関する一切の統計の総称。 (1) 自然災害統計,(2) 火災統計,(3) 海難統計,(4) 交通事故統計,(5) 労働災害統計の5つに大別することができる。 (2) は消防庁が作成,『火災月報』『火災年報』に公表される。 (3) は船舶の衝突,沈没,火災あるいは損傷,または積荷の被害などに関するもので,国土交通省が作成,『海難統計月報』『海難統計年報』に公表される。 (4) は道路上の交通事故と軌道上の交通事故に分けられ,前者は警察庁が作成して『交通事故統計年報』に公表,後者は国土交通省が『私鉄統計年報』にそれぞれ公表する。 (5) は厚生労働省が,常用労働者 30人以上の鉱工・運輸・通信業などの事業所からの報告をまとめて作成,公表している。また鉱山災害については,別に,経済産業省が『鉱山保安年報』で鉱山災害統計を発表している。 (1) については前4者とは異なり,その性格上単一の省庁によるものはなく,警察庁が作成して『災害月報』で公表するもののほか,災害を受けた対象ごとに,それぞれの所管行政機関によってまとめられ,毎年『防災に関してとった措置の概況』に発表されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

さいがいとうけい【災害統計】

災害には,(1)異常な地球物理的現象(地震,津波,台風,豪雨,豪雪など)により人または財産,生産物などの受ける被害と,(2)日常偶発的に起こる事象(火災,交通事故,ガス爆発,作業中の事故など)により人または財産などが受ける被害とがあり,それぞれについての統計を災害統計(広義)とよぶ。ときに(2)については事故統計ともよばれる。災害統計はそれらの災害について,原因,被災対象,数量,期間,場所または分布,損害見積額などを明らかにし,災害の予防,救助,賠償,対策などの措置,検討に基礎資料を提供し,生命,身体,財産の保護,社会秩序と安全に役だたせるものである。

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