災害関連死(読み)サイガイカンレンシ

デジタル大辞泉 「災害関連死」の意味・読み・例文・類語

さいがい‐かんれんし〔‐クワンレンシ〕【災害関連死】

災害による火災水難家屋倒壊など災害の直接的な被害による死ではなく、避難生活の疲労環境悪化などによって、病気にかかったり、持病が悪化したりするなどして死亡すること。地震の場合は震災関連死ともいう。

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共同通信ニュース用語解説 「災害関連死」の解説

災害関連死

地震や土砂災害などによる建物倒壊や津波に巻き込まれるなどの「直接死」とは別に、避難生活や環境変化のストレスなどから体調が悪化して亡くなり、災害が原因と認められたもの。遺族申請を受け、自治体設置の審査会などが、死亡と災害に因果関係があるかどうかを審議。認定されれば最大500万円の災害弔慰金が支給される。国は多くの関連死が出た2016年の熊本地震後の19年、災害弔慰金支給法を改正し、条例市町村が審査会設置に努めるよう定めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「災害関連死」の意味・わかりやすい解説

災害関連死
さいがいかんれんし

地震、火災、水難などの災害の直接的な被害による死亡ではなく、被災後の避難生活において、疲労の蓄積医療の滞り、環境の悪化などが原因で、被災者が新たに罹病(りびょう)したり、もともとの持病を悪化させたりするなどして死亡すること。

[編集部]

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