災害関連死(読み)サイガイカンレンシ

デジタル大辞泉 「災害関連死」の意味・読み・例文・類語

さいがい‐かんれんし〔‐クワンレンシ〕【災害関連死】

災害による火災水難家屋倒壊など災害の直接的な被害による死ではなく、避難生活の疲労環境悪化などによって、病気にかかったり、持病が悪化したりするなどして死亡すること。地震の場合は震災関連死ともいう。

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共同通信ニュース用語解説 「災害関連死」の解説

災害関連死

災害による負傷の悪化や、避難生活での身体的負担による病気で亡くなり、自治体が災害が原因と認めたケース車中泊で生じる「エコノミークラス症候群」なども含む。概念が生まれたのは阪神大震災とされ、以後30年間での認定数は5千人を超える。能登半島地震の災害関連死は9月末時点で、認定見込みの6人を含め計444人。建物倒壊などで亡くなった「直接死」の228人を上回る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「災害関連死」の意味・わかりやすい解説

災害関連死
さいがいかんれんし

地震、火災、水難などの災害の直接的な被害による死亡ではなく、被災後の避難生活において、疲労の蓄積医療の滞り、環境の悪化などが原因で、被災者が新たに罹病(りびょう)したり、もともとの持病を悪化させたりするなどして死亡すること。

[編集部]

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