コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

無水マレイン酸 むすいマレインさん maleic anhydride

3件 の用語解説(無水マレイン酸の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

無水マレイン酸
むすいマレインさん
maleic anhydride

マレイン酸の2個のカルボキシル基から,水1分子が除かれた無水酸。融点 52.8℃の無色の結晶。水に溶けてマレイン酸になる。アセトンクロロホルムベンゼンなどに可溶。アルコールと反応してエステルを生じる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

むすいマレインさん【無水マレイン酸 maleic anhydride】

マレイン酸の2個のカルボキシル基から1分子の水がとれた構造をもつ環式酸無水物。融点52.6℃,沸点202℃の昇華性針状晶。アセトン,クロロホルム,ベンゼン,酢酸エチルなどに可溶,四塩化炭素石油エーテルに難溶。水に可溶で,水溶液中で徐々に加水分解を受けてマレイン酸を生じる。還元すると無水コハク酸になり,高温で水を付加してDL‐リンゴ酸を生じる。親ジエン剤としての反応性が強く,共役二重結合をもつ化合物とディールス=アルダー反応(ジエン合成)を行いシクロヘキセンジカルボン酸誘導体を生じる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

無水マレイン酸
むすいまれいんさん
maleic anhydride

酸無水物の一つ。ベンゼンを気相で酸化すると得られ、工業的にも酸化バナジウムまたは酸化モリブデンを触媒としてベンゼンを空気酸化して製造している。昇華性のある無色の結晶。水に溶かすと加水分解してマレイン酸になる。アセトンやクロロホルムによく溶ける。共役二重結合をもつジエンとディールス‐アルダー反応を行い炭素6員環化合物を与える。水素化すると無水コハク酸になる。ポリエステル樹脂、塗料、農薬、医薬の合成原料になる。[廣田 穰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

無水マレイン酸の関連キーワードアシル基カルボキシル基カルボン酸オキシカルボン酸カルボキシルアミノ酸デカルボキシラーゼω酸化カルボキシル化ジカルボキシルアミノ酸尿ビタミンK依存カルボキシラーゼ

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

無水マレイン酸の関連情報