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煆焼 かしょう calcining; calcination

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

煆焼
かしょう
calcining; calcination

金属の水酸化物,炭酸塩を加熱して結合水,炭酸ガスを追出し,酸化物を得る方法。石灰石 CaCO3 を焼いて生石灰 CaO とするのがその例で,反応は CaCO3+加熱→CaO+CO2 である。金属製錬で重要なのは,バイヤー法で得られる高純度水酸化アルミニウムを 煆焼して純アルミナを得る工程で,反応は 2Al(OH)3+加熱→Al2O3+3H2O である。

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デジタル大辞泉の解説

か‐しょう〔‐セウ〕【×煆焼】

ある物質を強く熱して脱水・分解などを起こさせ、揮発成分を除くこと。

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世界大百科事典 第2版の解説

かしょう【煆焼 calcination】

工業的加熱操作の一つ。固体原料を加熱し,熱分解により揮発性成分を脱出させ,安定な生成物を取得する処理をいう。加熱温度は固体が融解しない範囲である。原料組成は多くの場合,水酸化物,水和物,炭酸塩,硝酸塩,硫酸塩,有機酸塩などであり,煆焼により,固体酸化物と揮発分(ガス)が得られる。煆焼反応を一般的に示すと,(Sは固体,Gは気体,(A),(B),……は物質の種類)となる。代表的な煆焼反応は石灰石の熱分解CaCO3―→CaO+CO2である。

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大辞林 第三版の解説

かしょう【煆焼】

( 名 ) スル
〘化〙 物質を外部から強く熱すること。特に、脱水その他の分解を起こさせて揮発性成分を分離する場合をいう。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の煆焼の言及

【乾燥】より

…温度が大きく変わる場合を除けば,相対湿度(関係湿度)のみによってほぼその値が決まる(図3)。
[その他の乾燥]
 結晶性塩類を高温で焼いて結晶水を除く操作を煆焼(かしよう)という。気体の乾燥を脱湿または減湿という。…

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