「特別の教科道徳」

共同通信ニュース用語解説 「「特別の教科道徳」」の解説

「特別の教科 道徳」

中学校道徳教科化は第1次安倍内閣の教育再生会議が提言したが、「戦前修身教育復活」などの批判も出て見送られた。第2次内閣の教育再生実行会議が2013年2月に再度提言。文部科学省有識者会議が12月に「特別の教科」として検定教科書と記述式評価を導入するよう求める報告書をまとめ、中教審が翌年10月に教科化を答申した。専任教員は置かず、数値によって評価はしないなどから「特別の教科」とされた。新学習指導要領の実施は小学校が18年度、中学校が19年度となる。

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特別の教科 道徳

「特別の教科 道徳」 中教審の答申を受け、文部科学省は2015年3月、道徳を教科化する学習指導要領を告示した。検定教科書を使う一方、他教科と違って評価が数値ではなく記述式となるため「特別の教科」とされた。教科書作成の指針となる学習指導要領解説書は、従来の「読み物」型から、議論する道徳への転換を打ち出した。教科書検定基準では生命の尊厳、自然、伝統と文化、先人伝記教材として取り上げると規定特定見方に偏らず、公正に取り扱うよう配慮を求めた。

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