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犬伏 いぬぶし

百科事典マイペディアの解説

犬伏【いぬぶし】

下野国安蘇(あそ)郡内,現栃木県佐野市にあった日光例幣使(にっこうれいへいし)街道の宿。《宿村大概帳》によれば,西の天明(てんみょう)宿へは27町,その西の簗田(やなだ)宿(現栃木県足利市)へは3里,東の富田宿(現栃木県栃木市)へは2里27町の距離にある。加宿として西の堀米町があり,同町を合わせて犬伏宿が形成されていた。1764年例幣使街道道中奉行の支配となり,1766年定助郷(じょうすけごう)村が定められている。天明宿と近接していることから人馬継立は2宿で1宿並の扱いとなり,天保(1830年―1844年)末には簗田宿への継立のみ行っていた。1830年飯売旅籠の新規営業が認められ,翌年には営業が開始されたが,1833年天明・犬伏両宿の助郷村より新旅籠飯売女廃止の訴えが出され,以後周辺諸村の廃止運動が続いた。
→関連項目天明

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世界大百科事典 第2版の解説

いぬぶし【犬伏】

下野国(栃木県)安蘇郡,日光例幣使街道宿場。西側の天明(てんみよう)宿との距離が1里3町(約4.2km)で比較的近く,人馬継立ては2宿で1宿並みの扱いであった。1764年(明和1)この街道も道中奉行の管轄になり,不足の人馬の提供を常時求める定助郷(じようすけごう)村が定められた。なお,真田氏関係の諸記録の伝えるところでは,1600年(慶長5)関ヶ原の戦に先立って真田昌幸,信之父子が宿営し,この地で東軍西軍に分かれたという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

犬伏
いぬぶし

栃木県佐野市南部の一地区。旧安蘇(あそ)郡犬伏町。遺跡が多く、県指定史跡の米山(よねやま)古墳、大桝塚(おおますづか)古墳もある。江戸時代は例幣使(れいへいし)街道の宿場町。[編集部]

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