猿ヶ京温泉(読み)サルガキョウオンセン

デジタル大辞泉 「猿ヶ京温泉」の意味・読み・例文・類語

さるがきょう‐おんせん〔さるがキヤウヲンセン〕【猿ヶ京温泉】

群馬県北部、利根郡みなかみ町にある温泉三国温泉郷中心泉質硫酸塩泉

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「猿ヶ京温泉」の意味・わかりやすい解説

猿ヶ京温泉
さるがきょうおんせん

群馬県利根(とね)郡みなかみ町、人造湖の赤谷湖(あかやこ)(相俣(あいまた)ダム)北岸台地にある近代的温泉地。1958年(昭和33)相俣ダム建設で湖底に没する笹ノ湯(ささのゆ)温泉が移転して、従来からの湯島(ゆじま)温泉といっしょになり改称した。湧出(ゆうしゅつ)量豊富で、泉質は塩化物泉。旧三国(みくに)街道猿ヶ京関所跡がある。赤谷湖でボート遊びや釣りが楽しめる。国道17号が通じ、JR上越新幹線上毛高原駅や上越線後閑(ごかん)駅からバスが通じる。

[村木定雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「猿ヶ京温泉」の意味・わかりやすい解説

猿ヶ京温泉
さるがきょうおんせん

群馬県北部,みなかみ町の赤谷湖の北岸,国道 17号線沿いにある温泉。開湯は元和年間 (1615~24) といわれ,笹の湯,湯島温泉などと呼ばれた。この地は江戸時代初期に三国街道宿場町関所でもあった。温泉は初め赤谷川の岸にあったが,1959年の相俣ダムの完成によりできた赤谷湖の湖底に沈み,移転して猿ヶ京温泉と改めた。近代的な鉄筋建築が多く,諸設備も整い,赤谷湖でボートや釣りも楽しめる。泉質は含食塩芒硝泉。泉温 64℃。皮膚病,神経痛,胃腸病に効能があるといわれる。湯宿温泉法師温泉,川古温泉などの温泉とともに三国温泉郷を形成する。付近は上信越高原国立公園に属する。

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