猿知恵(読み)サルヂエ

デジタル大辞泉 「猿知恵」の意味・読み・例文・類語

さる‐ぢえ〔‐ヂヱ〕【猿知恵】

気がきいているようで、実はあさはかな知恵。こざかしい知恵。
[類語]浅知恵疎い浅慮短慮無知不勉強不案内認識不足暗いちんぷんかんちんぷんかんぷん物知らず世間知らず井の中の蛙馬鹿愚か愚かしい馬鹿らしい馬鹿馬鹿しい阿呆らしい下らない愚劣無思慮ぶしりょ無考え浅はか軽はずみ軽率

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精選版 日本国語大辞典 「猿知恵」の意味・読み・例文・類語

さる‐ぢえ‥ヂヱ【猿知恵】

  1. 〘 名詞 〙 いろいろと頭を使っているように見えるが、どこかに間の抜けたところのある考え。猿りこう。
    1. [初出の実例]「猿智恵(サルチヱ)なる者、あの腰にさげさせられたるきんちゃくのやうな物は何でござろうといへば」(出典:咄本・初音草噺大鑑(1698)一)

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