玉串料(読み)タマグシリョウ

デジタル大辞泉 「玉串料」の意味・読み・例文・類語

たまぐし‐りょう〔‐レウ〕【玉串料】

神道で、儀式のときに神前にささげる供物金品

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共同通信ニュース用語解説 「玉串料」の解説

玉串料

神社に参拝したり、祈〓(示ヘンに寿の旧字体)きとうを依頼したりする際に納める金銭。憲法20条3項は「国およびその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」と規定している。89条では「公金その他の公の財産」を宗教上の組織や団体の事業に支出することを禁じている。国家権力が特定の宗教を援助してはならないとする政教分離原則から、支出が私費公費かが問われる。最高裁は1997年、愛媛県が靖国神社などへの玉串料を公費で支出したのは違憲と判断した。

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精選版 日本国語大辞典 「玉串料」の意味・読み・例文・類語

たまぐし‐りょう‥レウ【玉串料】

  1. 〘 名詞 〙 神道の儀式・祭礼で、神に供える品物や金銭。

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献辞辞典 「玉串料」の解説

(御)玉串料

玉串に代えてという意味合いがあります。神道にお いて、通夜祭・葬場祭(葬儀告別式)又は霊祭(法要)の際に、葬祭の祭祀祈祷のお祓いを頂いた 神社や神官に対して贈る謝礼、及び祝い儀式や厄払いなどで神社に詣でた際や、地鎮祭・棟上 げの儀式などで、祭祀祈祷のお祓いを頂いた神社や神官に対して贈る謝礼の表書きの献辞(上 書き)に用いられます。また、通夜祭・葬場祭(葬儀告別式)又は霊祭(法要)の際の、喪家に対して贈る弔い金の表書き の献辞(上書き)にも用いることが出来ます。「玉串」とは、玉串奉奠をする際などに用いる、榊に御幣(四手ともいう)を付けたもののことを言います。

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知恵蔵mini 「玉串料」の解説

玉串料

神社に祈祷を依頼する際、玉串の代わりに納める金銭。のし袋に入れる場合は表書きの献辞に用いられる。玉串とは、榊(さかき)などの常緑樹の枝に紙垂(しで)をつけたもので、結婚式や法要といった神道の儀式で参拝者や神職によって神前に捧げられる。

(2013-8-16)

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