デジタル大辞泉 「玉佩」の意味・読み・例文・類語 ぎょく‐はい【玉×佩】 礼服らいふくの付属具の一。上代から近世にかけて、即位・大嘗会だいじょうえ・朝賀の儀式に、天皇はじめ三位以上の臣下が腰に帯びた装身具。5色の玉を貫いた5本の組糸を金銅の花形の金具につないで足先に垂らし、沓くつ先にあたって鳴るようにしたもの。佩おび物。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「玉佩」の意味・読み・例文・類語 ぎょく‐はい【玉佩】 〘 名詞 〙 礼服の付属具の一つで、腰に帯びるもの。上部及び中間部に金銅の花形の盤を設け、これに五色の玉を貫いた五筋の組糸を垂らし、各組糸の先端にも小さい花形の盤をつける。歩くと沓(くつ)の先端に当たって鳴る。天子は左右に二すじ、臣下は右にだけ一すじ垂らす。玉佩〈熊野速玉大社蔵〉[初出の実例]「諸王礼服〈略〉二位以下。五位以上。並浅紫衣。以外皆同二一位服一。〈五位以上佩レ綬。三位以上加二玉佩一。諸臣准レ此〉」(出典:令義解(718)衣服) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例