王滝[村](読み)おうたき

世界大百科事典 第2版の解説

おうたき【王滝[村]】

長野県南西部木曾郡の村。人口1232(1995)。御嶽山に位置し,西は岐阜県に接する。中世は木曾氏の領地で,近世天領であった。中心地の上島は御嶽山信仰の登山口として発達し,御嶽神社の里宮がある。村域の大半が山林原野で占められ,その多くは国有林で,ヒノキの良材を産出する。中でも瀬戸川国有林は第2次世界大戦前まで伊勢神宮の造営材を確保する神宮備林に指定されていた。御嶽山より発して中央部を東流する王滝川にはダム建設による三浦(みうれ)貯水池と御岳湖があり,行楽客が多い。

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百科事典マイペディアの解説

王滝[村]【おうたき】

長野県西端に位置する,木曽郡の村。西半分は岐阜県に接し,木曽川支流の王滝川が東流する。村の大半が山林で林業が盛んに行われ,質の高いヒノキ材を産することで有名。王滝川に沿って電源開発も盛んで,西部には三浦(みうれ)ダム,東部には牧尾ダムがある。北部に鎮座する御嶽山古くから信仰の対象で,車道の通じる田の原はその登山口として最もよく利用される。また麓の上島には御嶽神社の里宮もあり,信仰の中心地でもある。2014年9月,秋の行楽シーズンで多くの入山者が訪れる中で御嶽山が噴火死者・行方不明者を多く出す戦後最悪の噴火災害となった。310.82km2。965人(2010)。

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