生る(読み)ナル

デジタル大辞泉 「生る」の意味・読み・例文・類語

な・る【生る】

[動ラ五(四)]
草木ができる。結実する。みのる。「柿が―・る」
新たに生じる。
親無しなれ―・りけめや」〈推古紀・歌謡〉
[類語]出来る産するとれる実る実を結ぶ鈴生り実り結実末生うらな本生り二度生り

あ・る【生る】

[動ラ下二]神など神聖なものが出現する。天皇御子などが生まれる。
橿原かしはら日知ひじりの御代ゆ―・れましし神のことごと」〈・二九〉

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精選版 日本国語大辞典 「生る」の意味・読み・例文・類語

あ・る【現・生】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 神霊、天皇など、神聖なものが出現する。転じて、生まれる。
    1. [初出の実例]「然して阿礼(アレ)(ま)しし御子の名は、日子八井命〈略〉三柱なり」(出典古事記(712)中)
    2. 「あはれ、男皇子(みこ)などの一日もはやく、産(ア)れませよかし」(出典:頸縊り上人(1922)〈菊池寛〉)

生るの補助注記

「ある」は、神霊の出現あるいは神霊の意志顕現を意味することが多く、元来は「うまれる」とは異なる意である。類語「うまる」は元来出生を意味する。

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