生糸取引所(読み)きいととりひきじょ(英語表記)raw silk exchange

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生糸取引所
きいととりひきじょ
raw silk exchange

商品取引所法に基づき,生糸市場を開いて生糸の売買取引を行うところ。日本では農林水産省所管の法人組織として横浜と神戸に設置されている。世界的に有名なのはニューヨーク生糸取引所で,1927年国立の生糸取引所として設置,33年ゴム,金物,皮革の各取引所と合併してニューヨーク商品取引所の一部門となっている。ここでの生糸相場は,第2次世界大戦前から各国の生糸取引の相場に大きな影響を与えている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生糸取引所
きいととりひきじょ
Silk Exchange

生糸ないし乾繭(かんけん)を先物売買する目的の取引所。現在の日本には、独立した生糸取引所はない。かつては横浜と神戸に生糸取引所があったが、取引の低迷と商品先物取引の国際化に対応する改革により、複数商品先物取引を行う取引所に吸収された。
 横浜生糸取引所は、1998年(平成10)に前橋乾繭取引所と合併して横浜商品取引所となった。2006年(平成18)に東京穀物商品取引所に合併されたが、生糸の取引は2009年10月に休止となった(同取引所は2013年2月に立会終了)。
 神戸生糸取引所は、1997年に関西農産商品取引所に合併され、関西商品取引所(現、大阪堂島商品取引所)となった。生糸の取引は、2006年に休止となり、2009年2月に廃止された。
 日本の取引所で行われた生糸取引は、標準品に対する格付売買としての先物取引だけで、実物取引は行われなかった。[森本三男]

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精選版 日本国語大辞典の解説

きいと‐とりひきじょ【生糸取引所】

〘名〙 生糸を取引、売買した取引所。昭和二五年(一九五〇)商品取引所法に基づいて設立され、横浜生糸取引所、神戸生糸取引所の二つがあったが、後者は平成九年(一九九七)関西商品取引所に、前者は同一〇年横浜商品取引所に改組された。

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